
『バウムクーヘン』
谷川俊太郎
装丁:名久井直子
判型:四六変形判
上製112ページ
定価:1300円+税
発刊:2018年9月
ISBN:978-4-904292-82-2 C0092
谷川俊太郎の最新詩集!
著者の自選による、
初収録のひらがな詩46篇を収録。
装画は、「ミッフィー」のディック・ブルーナ氏による鮮やかな花の絵です!
かなで書いているので、子どもの詩集と思われるかもしれませんが、これは私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です。ヒトが木の年輪(バウムクーヘン!)のように精神年齢を重ねていくものだとしたら、現在の自分の魂の中にゼロ歳から今に至る自分がいてもおかしくありません。ハハ、チチ、バアバ、ジイジなどが登場しますが、特定の家族ではなく、架空の家族の架空の場面をイメージして書いています。
谷川俊太郎
プロフィール
- 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
- 1931年生まれ。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表し、近年では、詩を釣るアプリ『谷川』やメールマガジン、郵便で詩を送る『ポエメール』など、詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。小社刊行の著書に、『生きる』(松本美枝子との共著)、『ぼくはこうやって詩を書いてきた』(山田馨との共著)、『おやすみ神たち』(川島小鳥との共著)、『対詩 2馬力』(覚和歌子との共著)、『あたしとあなた』、『こんにちは』がある。
公式ホームページ www.tanikawashuntaro.com